・崩れ落ちてきた屋根を腕力で支え人命救助
・斧ではなく平手で木を切り倒せるほどの怪力
↑こんなことをしてしまう超人は「ミロン」という名の人物
今回は最強の筋肉を手に入れたミロンについて、そして彼の筋トレ方法をご紹介します。
»最強の筋肉を持つミロン
紀元前6世紀クロトンという地に生まれたミロン
伝説のような逸話を数々と生み出しているが、神話ではなく、実在した人物という驚き!
誇張されているものもあるかも知れないが、オリンピック連覇というのは記録としても真っ当なもの。 かなり強靭な肉体を持っていたのは間違いない!
そんな彼の筋トレ方法は 『牛を担いで歩く』という何とも原始的なもの。
その時代には現代のようなダンベルはなく、目の前の重いもの、例えば岩などを持ち上げたりすることで筋トレをしていたと考えられる。
ミロンの身近で重いものといえば牛だったのだろう。
»筋トレとして担いだものがポイントだった
「牛」だったというのがポイント
ミロンは仔牛の頃から担いで歩き続けた言われている。
ちょっと急激に重くなりすぎ!
とは思ってしまうが、初めは軽い重さ(最初の40kgすでに重いけど!笑)から段々と重くなる牛。
そのおかげでトレーニングの原理原則にしたがい運動ができたと想像できる。
- 過負荷の原理 →日常より負荷をかけよう
- 可逆性の原理 →やめたら戻る
- 漸進性の原則 →段々と負荷を上げよう
- 反復性の原則 →継続しよう
ミロの逸話からは該当しなかった原理原則として
- 特異性の原理 →鍛えたことだけ強くなる
- 全面性の原則 →いろんなことをしよう
- 意識性の原則 →目的を意識しよう
- 個別性の原則 →個人差があります
以上のようにトレーニングには3原理5原則がある。
ミロンはきっとこの原理原則に当てはまるような生活を送れていたことが想像できる。
毎日のように「可逆性の原理」「反復性の原則」
牛を担ぐことは「過負荷の原理」
牛の成長は「漸進性の原則」
強くなりたかったミロは体の〇〇という部位を鍛えて…というふうに考え、他の運動もしていたと思われるので、その他の原理原則も網羅していたのではないだろうか?
»トレーニングの原理原則
・可逆性の原理 →やめたら戻ってしまうことを知っておこう
・特異性の原理 →鍛えたことだけ強くなる(例:走っても水泳は上手くならない)
・漸進性の原則 →段々と負荷を上げよう
・反復性の原則 →継続しよう
・全面性の原則 →いろんな部位、いろんな運動をバランスよくやろう
・意識性の原則 →どの部位に負荷をかけているか、どんな目的かを考えてやろう
・個別性の原則 →人それぞれ反応は違う、性別や年齢でも変わる、個人差はある
リハビリや筋トレ、健康になりたい、綺麗になりたいという方は、この原理原則は知っておいて損はありません!
»身近なところにミロンの意思が!
ちなみにネスレのミロは、このクロトンのミロン(クロトナのミロ)にあやかり強い子に育って欲しいという思いを名前につけたそうです。
そして2023年(この記事の執筆年)は50周年だそうです!おめでとうございます!