舌はいつも”ここに付いて”いて欲しい!という場所があります。
舌の筋肉が弱まっているとその定位置にいられない!筋力低下は足腰だけじゃないのです!
今、このブログを読んでいるアナタ。
お口は閉じていますか?
そもそもお口をポカーンとしていたら、口まわり、首、体幹の筋力低下もしているかも…
そして、その場合もれなく舌の筋肉も弱っていることでしょう。
口を閉じている人でも舌の位置は迷子になっていることが多く、故に舌の筋力低下が進行している可能性もあります。
舌の現在地を確認してみよう
5択です!今現在、この記事を読んでいるアナタの舌の位置はどこにありますか?
- 舌先が上の前歯に当たっている
- 舌先が舌の前歯に当たっている
- 舌先はどこにも当たっていない
- 舌先を上下の前歯で噛んでいる
- 舌先だけ口の中の天井部分に当たっている
舌の定位置の正解は
舌先が上の前歯に当たっている×舌先が舌の前歯に当たっている×舌先はどこにも当たっていない×舌先を上下の前歯で噛んでいる×- 舌先だけ口の中の天井部分に当たっている△
実は選択肢の中に完全な正解はありませんでした!(意地悪問題でごめんなさい)
本当の正解は
舌先だけでなく舌の根本部分、つまり舌全体が
上顎の軟口蓋と言われる部分に吸着するようにベターッと付いている
ことが理想的なのです
舌の位置が正しい位置にないと発生する問題たち
- 口が開きやすく、口呼吸になる → 口呼吸については橋本院長の個人ブログもご覧ください
- 舌が歯を押し出して歯並びが悪くなる
- 口内環境が悪化し歯周病を進行させる
- 舌の筋肉が弱くなり食事や滑舌が乱れる
- 舌や口まわりがゆるくなり老け顔やメリハリのない表情になる
- 舌が重力に負けてたるんでしまい喉の方に落ち込みイビキをかく
書き出せばいくらでも悪影響につながることを示すことができてしまうのですが、長期的に考えると口元だけでなく身体への異変にも関与してくるので軽視することはできません!
フレイルという言葉は耳にする機会も増えてきましたが
お口周りの弱化であるオーラルフレイルが健康寿命を短縮させてしまう要因の1つとも考えられています。
フレイル
高齢になって心身の活力(筋力、認知機能、社会とのつながりなど)が低下した状態をいいます。オーラルフレイル
噛んだり、飲み込んだり、話したりするための口腔機能が衰えることを指し、早期の重要な老化のサインとされています。噛む力や舌の動きの悪化が食生活に支障を及ぼしたり、滑舌が悪くなることで人や社会との関わりの減少を招いたりすることから、全体的なフレイル進行の前兆となり、深い関係性が指摘されています。
引用:https://www.jda.or.jp/oral_frail/gymnastics/ 公益社団法人日本歯科医師会
舌の位置が正しいことで起きる嬉しいこと
- 舌の筋肉が力強くなり食事や会話に役立つ
- 唾液がたっぷり出て口内環境が整う
- 鼻呼吸が促され姿勢もキレイになる
- 噛み締めが減り顎周囲の疲れも軽減
- フェイスラインが綺麗になる
舌の位置の正し方
【舌を正しい位置に付けてみること】
それが、はじめの一歩になります。
しかし、舌の筋力が低下しているので、ずっと良い位置に置いておくことは困難です。
根気よく舌の筋肉を強化する必要があります。
歯科医師さんや、歯科衛生士さんの中には舌の筋トレの専門家もいますので
かかりつけの歯科医師さんに正し方を聞いてみるのもお勧めです!
赤ちゃんが母乳やミルクを飲むときの舌の動きも上顎に舌を押し付ける動きです!
私たちは、小さい頃から舌をしっかり使っているのです。
ただ、成長の過程で舌の動きがおサボりしてしまうこともあり諸問題が発生します。
子どもの頃から、そして大人になっても
舌の運動(筋トレ)は大切です。
「口腔機能訓練」「口腔筋機能療法」「オーラルケア」
と検索するともっとヒントが貰えます。
これだけは覚えておいて!
舌は下じゃなくて上!
はい!舌(した)言うのに居て欲しい場所は上なんよ。。
紛らわしいねん!
もう、これからは…舌(うえ)って読みましょう!笑