鍼灸院と言っても多種多様。在籍する先生の技術は様々。
最近では、美容鍼という技術がメディアにも取り上げられ
鍼灸=美容と感じる方も多くなっているようです。
そんな鍼灸の解説をしながらも当院「鍼灸Conditioning Room Bridge」がどういった鍼灸治療をする鍼灸院なのかをご紹介いたします。
鍼灸の技術は様々、私の出身校(八丁堀にある東京医療福祉専門学校)で教えていただいたのは経絡治療、中医鍼灸、現代医学的な鍼灸治療の3つ。
当時のクラスメイトは卒業するまでに、どんな治療が自分の目指す鍼灸師なのかを考え、自分の惚れ込んだ技術を活用している鍼灸院に就職できるように、働き先を探していました。
一方、鍼灸Conditioning Room Bridgeの院長橋本は、鍼灸学校入学前からスポーツトレーナーとして活動しており、その現場で現代医学的な鍼灸治療が重宝されていることを目の当たりにし、卒業後もスポーツ選手を治療する先生に師事してきました。
以下のまとめは、友人たちが勤めている職場、私がご縁があった職場など数多くの鍼灸院を見聞きした情報から個人の意見をお伝えしています。
鍼灸院4タイプ説
- 一般的な鍼灸整骨院タイプ(現代医学的)
- 玄人の集まる中医学タイプ
- 昔ながらの経絡治療タイプ
- ブイブイ言わしている美容鍼タイプ(美容鍼の中にも1.2.3の流派がある)
の4タイプに分かれているのを見聞きしてきました。
強調してお伝えしたいことは、はっきりとした区別はなく、混在していることがほとんどなのですが、大手グループ院になればなるほど、いずれかの技術に寄った治療方針であるようです。複数の鍼灸師が一人の患者様を見るときに見立てがバラバラになり治療が統一できないということがないようにするためです。
1.一般的な鍼灸整骨院タイプ
街で見かける一番多いタイプ。
整骨院(接骨院)と鍼灸院が併設されているため、捻挫や骨折、脱臼といったケガの処置をメインに、合わせて鍼灸治療をする。
ツボよりも筋肉や神経を刺激することが主になります。
当院 鍼灸Conditioning Room Bridgeもこのタイプに近い。 ※詳細は最下部へ
2.玄人の集まる中医学タイプ
中国の伝統医学。
鍼の形状が少しだけ太く・長いものを使用する。
脈や舌の状態から体の状況を調べ、それに適したツボに刺激を加える。
同じく中医学の漢方との相性が良い。
※玄人の集まる…は勝手なイメージ
3.昔ながらの経絡治療タイプ
日本の伝統医学。
比較的やさしい鍼で、脈診やお腹、ツボを押して体の状態を察知し、それに適したツボに刺激を加える。
当院 鍼灸Conditioning Room Bridgeも経絡治療を部分的に取り入れています。
個人的には1番好き。
4.ブイブイ言わしている美容鍼タイプ
鍼をいっぱい刺したり、電気を流したり、エステの機械や、美容成分を加えながらリラクセーションをする。メディアで一番取り上げられる鍼灸の使い方。
当院 鍼灸Conditioning Room Bridgeの美容鍼は鍼数少なめ、お顔のむくみに効果的♪
でも、やっぱり混在している説
また上記に、現代医学/中医学/経絡治療という3つの分け方の表現が出てきますが、この1つ1つもまた、枝別れするように流派・テクニックが存在していたり、共通する考えや、それぞれのいいとこ取りをする治療があったりと明確な線引きがないことが現状です。
様々な技術を学び、治療の引き出しを増やし、救える患者様の幅を広げようと考える鍼灸師と、
一つの技術を突き詰めて、治療に深みを得て数多くの患者様を救おうと考える鍼灸師がいます。
どちらが正しいということはなく、どちらも正しく、目的は一緒、患者様の悩みを解消したいという思いは変わりません。
この治療の技術に統一性がないということが、鍼灸の科学的な根拠を得るのに時間がかかってしまった要因の一つでもあります。
昨今の研究では、科学的な作用も解明され、慢性的な痛みに対する鍼灸治療は科学的根拠があり、妥当な選択肢であると言われています。
結局どんな時に鍼灸院に行くの?
鍼灸の使い方としては「辛くなる前の定期的ケア」と考えていただくのが1番良いです。
日々、酷使している体。年々落ちる筋力・体力。
私たちの体は健康になっていくより、衰えていくのが自然の摂理です。
そこにどう対処していくかが肝心で、その1つが『鍼灸』治療なのです。
ちなみに、もう1つすぐ思いつくのが『運動』ですよね?
鍼灸の理論には「未病治」という言葉が出てきます。
「未(いま)だ病(や)まざるを治(ち)す」
「病気になる前に養生をし、健康な状態を維持しましょう」という意味です。
何かが起きる前の鍼灸院
頑張っている自分(身体)へのご褒美の鍼灸院
そう思っていただけると幸いです。
しかし、ここまで分かっていただけても
どこの鍼灸院に行けば良いか分からないという問題が発生します。
私はどこの鍼灸院に行けばいいの?
この点に関しては一番の悩みどころになると思います。
自分自身が抱えている症状の治療がしてもらえる鍼灸院を探す必要があります。
ポイントとしては
- どんな症状向けの鍼灸院なのか
- 定期的に通える価格か
- 場所は近いほうがいい
- 診療時間・休診日は自分の生活リズムとあっているか
- 口コミ
- 鍼灸師との相性
以上の6つは押さえたいポイントです!
1.どんな症状向けの鍼灸院なのか
足専門という整形外科に、手が痛くて行くのは少し気が引けます。
実は、鍼灸院でも同様なことが起こり得ます。
鍼灸治療は肩こりや腰痛に適しているのは、ご存知の方も多くいます。
他にも内臓の辛さ、うつ病、婦人科疾患、頭痛、風邪など
多くの症状に効果があると言われています。
分かりやすく美容専門、不妊治療専門と掲げている鍼灸院もあります。
そこで、事前にホームページや口コミで自分の悩みに合った治療ができる鍼灸院かを知る必要があります。
相談だけでもできる鍼灸院もありますので、治療前に問い合わせするのが一番いいでしょう。
※当院 鍼灸Conditioning Room Bridgeも無料相談受け付けております!
2.定期的に通える価格か
身体の状態、鍼灸院の方針、患者様の意見を組み込みながら通院頻度を計画します。
予算は事前に検討しておいていただき、鍼灸院へ通うことが生活の一部になっても大丈夫な価格設定かを確認しましょう。
3.場所は近いほうがいい
会社の近く、自宅の近くのどちらかになります。
コロナ禍において、自宅近くというのが主流になってきました。
4.診療時間・休診日は自分の生活リズムとあっているか
仕事を終えて家に帰ってきた時に、行きたい鍼灸院は既に受付終了。
「私が行ける曜日に、あの鍼灸院はお休み。」
そうならないように事前に確認しましょう。
5.口コミ
口コミが0人より10人の方が信頼ができそうです。
星1つより星3つの方が安心できます。
しかし口コミはあくまでその人自身の感じ方。ある人にとって満点のものが、ある人には落第点のこともあるのです。
最終的には自分で感じることが必要になります。
6.鍼灸師との相性
1回〜複数回、お話や治療を受けないとわからない、この感覚。
その鍼灸師さんが合わないのか、鍼灸が合わないのか…
なんか嫌だなぁと思うものを長く続けられるでしょうか?
嫌だなぁ、でも試してみないとわからない。
複数回は試す/鍼灸師さんに相談する。
その考えも立派です。
しかし、コンビニよりも多いと言われている鍼灸院の数、数回で見切りをつけて
他の鍼灸院を探してみるのも得策かもしれません。
鍼灸Conditioning Room Bridgeはどうなの?
当院は肩こり・腰痛・膝痛の方など運動器疾患と言って
筋肉や関節、靭帯などを痛めてしまった際に助けになる鍼灸院だと覚えてもらえたら嬉しいです。
特に、曙橋・若松河田に開業する前には
運動指導者、リハビリ補助としてスポーツの現場やフィットネスクラブ、整形外科で働いていた
院長の橋本の考えは
そこで鍼灸治療と同時進行で運動・体操を取り入れた治療を提供しています。
痛い部位を動かす事もありますが、基本は痛みなく動ける部位を休ませすぎないように体操します。
そして、痛みがなくなってからは、その状態を維持する
さらに良い状態を目指すように、定期的な鍼灸治療とパーソナルトレーニングをしていきます。
当院の方針に興味を持たれた方は相談からでもお問い合わせいただけたらと思います。