千葉県の鍼灸整骨院で院内研修を担当しました
鍼灸整骨院での研修となると、上司(先輩)が部下(後輩)に教えることが多くなります。
しかし、患者様への貢献度をさらに向上させたい、ブラッシュアップしたいと考えている鍼灸整骨院は、院外のセミナーに参加したり、院外からの講師を招いて研修をする形をとっています。
今回は、私が運動療法/トレーニングに関して研修を担当させて頂いている、千葉にある鍼灸整骨院さんでの定期研修の内容をシェアさせて頂きます。
講師依頼に興味のある方は是非、お問い合わせください。
現在は研修講師の依頼は紹介制で受付中ですので、初見の皆さん今しばらくお待ちください。
それでは、以下より今回行った院内研修の概要をシェアしていきます。
研修内容
今回の研修は↓
治療の次の段階。痛みが取れてきた際に再発しない体つくり、鍼灸整骨院として患者様に運動を提供する方法をスタッフ全員で学びたいというご要望がありました。
悩めるセラピスト

代償運動、エラー修正のコツや体幹トレーニングについて教えてください!
という内容で行うことが決まっていました。
今回お問合せいただいた整骨院は
- 全員が柔道整復師の資格を持つ
- 臨床経験が10年以上のスタッフもいる
- 治療という点に関しては経験豊富
- 運動指導の領域をもっと伸ばしたい
という「痛みを取り除いた後の障害予防に関わる運動指導を学びたい」という状態でした。
それでは、今回の院内研修の概要をシェアしていきます。
呼吸評価とエクササイズ
胸式呼吸と腹式呼吸の確認。口を酸っぱくして伝えたのは「どちらかが正しい呼吸ではなく、状況に合った呼吸を選択できる能力が重要」ということ。
短距離走った後は肩で息をするような胸式呼吸が当たり前で、寝る直前にはそんな呼吸はしない。力の発揮が必要になれば息を堪えることもあり得る。呼吸もTPO(Time・Place・Occasion)により変わる。
評価に関しては、肋骨の動き方や、呼吸に関わる筋骨格系の可動性や、吸気により体幹部の膨らむ場所、肋骨下角の角度、問診、視診(観察)、条件をつけた呼吸の観察を学んだ。
エクササイズは、評価にて実施したことがエクササイズとしても活躍することをお伝えし実際に取り組んで、体感をしてもらった。
呼吸エクササイズを体感すると、肋骨の可動性が増すことにより体幹部の可動域の向上が期待できる。また、副交感神経の働きが増すことで筋緊張が抑制され体幹部以外の筋柔軟性も向上することがある。横隔膜などのインナーユニットが活性化されたことにより安定性が増し可動性が増すことも実感できる。
実際の現場では直後効果として結果は見えないが、内呼吸が向上し血流量増加するという生理作用もある。
腹圧とは
体幹部分の活動を高めることを「腹圧を高める」と表現し、トレーニング経験者の方に運動処方をする際は、説明も容易になっているのが昨今の状況と思う。しかし、専門的に考えると腹圧の高め方にも以下の3つが存在することを解説した。
ドローイン
腹横筋の単独収縮
ブレーシング
腹横筋/体幹屈筋群・伸筋群の同時収縮
IAP(Intra Abdominal Pressure )
上記の筋に加え内・外腹斜筋/腹直筋/腹部インナーユニットの協調運動で制御しつつ、腹腔を内から外に広げる圧力を加えた状態
それぞれの定義は混同されやすく、腰痛の権威である金岡恒治氏(早稲田大学スポーツ科学学術院教授)は更に細かく収縮様式を分類している実験をされていたのを目にしたことがある。
ここでも重要なことは、上記呼吸の冒頭説明と同じく1つの方法が正解ではなく、場面により変更の効くモーターコントロールが問われることである。
学びは尽きません
上記のように研修では座学と実技を交え、練習を重ねて、現場へと棚卸されます。
私も同業である専門家の方や、一般の方向けにも講師業をしつつ、鍼灸院という現場でも実際に、治療やサービスを提供していますが、人に伝えるアウトプットと、最新の知識技術を学ぶインプットは両輪で行っていくことが大切だと考えています。
私自身も学ぶ姿勢は止めずに、日々精進いたします。
今回、研修を数回にわたり担当させていただいた
新検見川南花園鍼灸整骨院 https://minamihanazono-shinkyuseikotsuin.com/
スポーツをしている学生から選手、地域の皆様の健康管理の場として、施術から運動までできる施設が整っています。先生方は親身に、そして真剣に向き合ってくれる先生たちです。お近くの方はぜひ体の相談の場として検討してみてください!


